ぶどうの木 有機野菜を1つから

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佐賀県  
園田 幸男さん 

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農薬も化学肥料も使わずに育った野菜だけができること

台風が過ぎ去ってお天気になるはずだった福岡県あたりでしたが次の台風が追いかけるように近づいてきて土砂降り。
あいにくすくすく育っている野菜を見ることはできませんでしたが、有機栽培の技術を身につけるため、奈良まで一緒に研修に行かれた奥さまととってもキュートでしっかりしたお嬢さんとご一緒に一枚。
                     【2012年6月24日 訪問 】

園田さんとの出会いは3年前。
 
奈良で5年間の有機農業の研修を終え、故郷の佐賀に帰られる際に当店に営業に来て下さったのです。
これから佐賀で有機栽培をします、とおっしゃる園田さんを見て若いのにすごいなー、奥さんはどう思われたのだろう、と思いました。
 
その後、ハウスを建てました、野菜が収穫できました、と順々にお便りをいただき、
出荷される野菜の種類もどんどん増えて、現在とってもおいしい野菜をたくさん出荷していただいています。

「食べ物で体を治す」

そのきっかけはご自身の病気からの体験から
 
あいにくの豪雨の中ハウスの前でのお二人
 
兼業農家の長男として生まれ、小さい時から農業は身近な存在で、「農業」を常に意識していたと言われる園田さん。
 
サラリーマンだった園田さんが農業を職業として選んだのは30才の時。ご自身が病気になられたことがきっかけ。

有機栽培園田農園
 
この病気を通して、食生活を通して体を治すことの大切さを感じ農業をしよう、やるなら農薬も化学肥料も使わない有機農業を、とまだ6カ月のお嬢さんと一緒に奈良県での研修生活を始めます。
 
知り合いも親戚もいない中、園田さんご夫婦の挑戦がはじまります。小さなお子さんとのなれない土地での生活。ご苦労もおありになられたと思いますが、「皆さんが親切にしてくださってとっても楽しかった」と笑顔で話される奥様です。



 

環境は与える、
そこで何を学ぶのかはその人次第

 
4年間の奈良での研修生活。
研修先は当店にも卵や野菜を下ろして下さっている陽光ファーム21さん。

ここで作物の生育から販売まで学ばれました。
 
やめていく人の方が多い、そんな研修生活を支えたのは、ご自身の病気の経験。
 
有機栽培園田農園

いまは薬ではなおらない病気が増えている。食べ物が体を作る。そのために農薬も化学肥料も使わない野菜を作りたい。
 
その真摯な思いと、奈良に一緒についていらした奥さまやお嬢さんの支えとともに研修生活を終え、お嬢さんの小学校入学を迎え研修先から実家の佐賀に戻ります。




 

土が違う なんだこの固い土は

 
佐賀に戻って作物を育ててみて最初に戸惑ったのは土だった。化成肥料を長年使いづつけてきた土は石のようにカチカチ。手ではとてもほぐせなかった。有機肥料を入れ、有機の資材を入れだんだん柔らかく、きめが細かくサラサラの土になってくる。
 
ピンボケすみません。ハウスの中です

 
どの農家さんも化成肥料を使った時の土の固さを指摘されます。
化成肥料を使うと土がカチカチになり、根の張りが悪く病気や虫の被害にかかりやすくなり、農薬が必要になる。
 
有機栽培を続けるうちに、どんどん土も作物も丈夫になってきます。
 
最初は発芽率が悪く、初年度から成功とはいかなかった。
売り先もなく最初の半年は慣行栽培として販売するご苦労もおありになられたそうです。





 

病気にはかからないんです
 
病気や虫をどう防ぐのかとの問いにはこんな答えが。
小松菜・ほうれん草などのアブラナ科の作物にはうどんこ病が発生します。この病気は有機農家の悩みの種。しかし園田さんの農園では発生したことがないとのこと。丈夫な土作りと、気候と、園田さんの熱意が病気を遠ざけているのかもしれません。
 
虫の被害もそんなにはなく、虫が食べていないところをとって出荷されているそうです。
 
自分で宣言するだけではなく、
ちゃんと認めてもらう
 
有機JASの認証を取るのは大変。
有機農家さんで『鍬(くわ)を持ってる時間よりペンを持っている時間の方が長い』とはたとえでよく出てきますが、作業を記録するのが大変なのです。

有機栽培園田農園
 
わざわざ有機JASの認証を取らなくても、農薬を使っていないから「無農薬野菜」でいい、とおっしゃる方も多数いらっしゃいます。
 
自分で無農薬で作るだけでなく、本当に農薬を使わずに作っていることを第3者に認めてほしいから。
有機J ASの認証を受けるわけを園田さんはそう言われました。
 
ハウスの中では元気に発育中。
 
ハウスの中は周りより高くなっているため多少の雨の影響はないそうです。
手前の部分が川のように水たまりになっていますが分かるかな?
 
闘病中、そして研修中、佐賀に戻っての有機に取り込んでから、その間をずっと支えてこられたおくさまと、農作業の間に、収穫した野菜の外葉や草を包丁で刻んでごはんを作る「リアルままごと」で作業が終わるのを待っているというかわいいお嬢さん。
 
ご家族の愛と健康な野菜への思いが詰まった園田農園の有機野菜。葉っぱものを中心に周年出荷されます。
2012年6月24日






有機栽培園田農園

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