野菜と作るおいしい冬のはじめかた。 2018/11/30
何かと体調を崩しがちなこの季節。こんな時こそ野菜の力を借りて元気に楽しく過ごしたいですね。冬の体にしっかりと「効く」そんな食養の豆知識をご紹介します。
冬は体を温めましょう
生き物は春に動き出し、夏に繁殖し、秋には収斂(しゅうれん)し、冬に貯蔵を行う、そんなリズムがあります。人間も冬に一年分のエネルギーをしっかり蓄えることで健やかに春を迎えることができると言われています。
ところが冬は一年のうち最も寒い季節。体を冷やしすぎるとエネルギーを蓄えることができません。水分や甘いものの取りすぎを控え、体を温めてくれる食材を活用して体を冷やさないように工夫しましょう。
冬の食養に活用したい食材、ひとつめは豆。
特に
大豆はイソフラボンが豊富に含まれていて積極的に撮りたい食材の一つ。イソフラボンは女性ホルモンのような働きをするため、女性ホルモンを補い、内分泌の低下による老化現象を防いでくれます。豆そのものを食べたり、
みそや
しょうゆ、
高野豆腐などの加工食品もたくさん食べましょう。
冬の食養に活用したい食材、もう一つは海藻。
むかしから日本では大地に不足する微量ミネラルを海の恵みで補ってきました。
天然の塩や
海藻には大地に不足するミネラル分がすべてそろっています。
おすすめなのは冷たい海の中で荒波にもまれて育つ
昆布や
ひじき。カルシウムやマグネシウムなどの微量ミネラルを補給してくれます。
海藻には細胞の再生やタンパク質の合成を助ける亜鉛も多く、ビタミンCも豊富。まさに冬にぴったりの食養です。